うまれたときのこと
11月は児童虐待防止推進月間だそうです。
子供を性暴力から守ろうという取り組みで、パンツザウルスというものを教えていただきました。
イギリスの虐待防止協会によるもので
プライベートゾーン、最近では水着ゾーンと呼ばれるところは人には見せない、
嫌と思ったら「NO」とはっきり伝えよう!ということを伝える取り組みで、
パンツザウルスのキャッチーで明るい雰囲気がいいなと思いました。
最近たまたまシュタイナー学校における性教育はまずは「愛情」を伝えることから始める
という話を聞いて、なんて素敵なのだろう、と思い色々と調べてみたら
幼児期に育てたい感覚の1つ、触覚。
次女の妊娠・出産だったりで長女を抱っこしてあげられることが減ってしまったけれど、
ハグはたくさんしようと意識していたりします。
機会あって性教育の教室を長くやっている助産師の恩師に、幼児期に生まれたときのことや自分の身体を大切にすることの重要性を教えていただいて、そういえば我が子に伝えていなかったと思っていました。
そんなある日、朝起きてお布団の中で娘たちとのんびりとしていたら
「長女ちゃん(名前)どこからうまれてきたの?」
そういえば最近この質問よくされていました。「お母さんからだよ」としか伝えていなかったなぁと思って、もう少し詳しく教えてあげたところ、待ってましたと言わんばかりに生まれてきたときのことを話してくれました。
「こういうの(両手で穴をつくる)から出てきたんだよ。足でヨイショってして、あたまをうーんって。(お布団を被ってから頭を出す)向こうは でんきついてるなーって思ってこうやって(手で指差しながら回旋するように腕を捻って)。」
「大変だった?」と聞くと
「うん、でもねー、上手に出てきたよ。」
その自信を持って誇らしげに話してくれる姿がもう愛おしくて。
「すごいよーえらいね、うれしいよー」と話すと
「なみだでそう?」と長女。笑
うんうん、と言いながらハグ。
胎内記憶もすごいなぁと思っていたら、生まれるときのこともしっかり覚えていたようです〜。しかも腕を捻って出ていく説明なんて胎児の第2回旋、第3回旋の解説そのものでした。
びっくり嬉しい。
ふだん初めてのことに直面すると「できなーい」と泣いたり「おかあさんがやって。」とモジモジしたりする長女。
きっとうまれてくるときも不安いっぱいだっただろうに、、本当に頑張ったんだなぁ。
そして上手にできたことがすごく嬉しかったんだろうなぁ。
ありがとう。感謝しかないです。
出産のとき赤ちゃんって本当に頑張って生まれてくるんですよね。
お母さんももちろんだけど、赤ちゃんが生まれようとしてくるってすごいことだなぁと
改めて考えさせられます。
その後リビングに来てから聞いたときは、目に入ったことを適当に話すだけで教えてもらえなかったので、きっとタイミングよく話が聞けたんだなぁと思います。
そしてまた別の機会のときに「本当に大切なものっていうのはあまり人に見せるものじゃない。だから下着で隠れるところは人に見せないのよ」ということを伝えたところ…。
耳掃除をしようと夫が長女の耳の穴を見ようとしたら、耳掃除されるのが嫌いな長女は
「だいじだいじだからみちゃだめなのー!」
とうまいこと使われてしまいました笑。