スリーピングドール作り方まとめ 備忘録
大切なお人形が我が家にやってきました。
世界で初めてシュタイナー教育に基づいた保育園を開いたという
バーナデット・ライチェルさんの本。
「0歳からのシュタイナー」ということで、未就園児が2人いる我が家には
なにか子育てのヒントがあるかも…、と思って読んでみました。
この本に出てくる、子どもの最初のお人形ー「眠り人形」がずっと気になっていました。
我が家は長女用に作ったウォルドルフ人形がありますが、
ウォルドルフ人形はもう少し大きくなってからの子のためのものと作った後から知って、
段階を踏んで作ってあげてみたかったなぁという思いが頭の片隅にありました。
眠り人形についてネットやインスタグラムで調べてみると、とっても可愛らしくて、
(「スリーピングドール」で調べたほうが沢山でてきます)
作り手の想いが宿っていて素敵だなぁ〜とますます興味津津に。。
眠りに誘うお人形だから安心させてあげられるピンクか、夜に刺激にならない青系か、
あまり派手でなくて、、どんな色でつくろうかなぁ〜…と妄想を広げていました。
そんな時、ちょうどピンクのカシミヤ100%のストールが破格で手に入り、
この触り心地、、これは作るしかない!と思い。
なんとかかき集めた情報をもとに作ることにしました。
本当はきちんと熟知した人から学び、直接同じ場を共有して手ほどきを受けることが大切だと思うのですが、子どもの成長は待ったなし…、そしてコロナな時代、師を尋ねることも難しそうです。。。
そうして作りましたので以下、備忘録です。
*本の中では、単一の材料で作るため中も羊毛、布もウール、できるだけ天然素材で
廃物利用かリサイクルのもの、とあります。私が調べたところでは、お母さんが着ていた
セーターなどをリメイクして作ると、お母さんのにおいもついていて安心させてあげられるようです。
*お人形の中にはラベンダーのポプリを。調和と平和の香りで子どもを包みます。
*ポプリはお胸のあたり。手と胸でハートをつくったときの真ん中に入れてあげる。
(我が家のはずり落ちて足元になってしまいました…羊毛に縫い止めたほうが良いのかなぁ…。)
*お母さん代わりのお人形で、お昼寝や夜にベッドで「眠るため」使うもの。
作り方を一番参考にさせていただいたのはこちらです。
こちらのサイトでは中の羊毛を長さ(cm)で書いてあるのですが、
重さにすると我が家は 頭の芯におよそ10g、芯を包んで身体になる羊毛をおよそ30g
で作りました。巻き方や身体のボリュームによってはもう少し多くてもいいように思いました。実際の保育園ではどのくらい使って作られているのか、知りたいところです。
帽子は高さ15cm、頭囲はお人形に合わせて作りました。
縁には玉止めのような、フレンチノットステッチの刺繍がひとつひとつ丁寧に施されているものが多いようです。
これにもちゃんと意味があるものだと思うのですが、きちんと詳しい方に聞いてみたいです…。
帽子の刺繍と胸のバンドの糸は虹染めをしたウール100の毛糸をつかいました。
このあたりもどんな色で、どんな素材で…と考えると楽しそうです。
手紡ぎの糸なんかでできたら、また温かみがありそうです。
*
このお人形、「こどもの初めてのお人形」ということで
最初は0歳の次女用にひとつだけ作ったのですが。
長女は次女が生まれてから寝るときは私のすぐ隣で寝ることができず、
伸ばした手を繋ぐだけで寝ることになり。それを思うと、長女にこそ必要に思えてきました。
(次女が生まれる前は私の上にのってぴったりくっついて寝ていました^^;)
最近夫の実家へお邪魔すると「おばあちゃんとねるー」と言っておばあちゃんのお布団に入ってみては、少しすると「やっぱりおかあさん」と言って戻ってくることが何度かあり、もしかしたらそんなときにも「お母さん代わりの眠り人形」があったら活躍するのかもしれないな、と思いました。
そういうわけで2つのお人形が我が家にやってきました。
長女はさっそく寝る時にお人形も一緒のお布団に入れて、
「いいにおい。」「みんないっしょにねたらきもちいいよ」といって使ってくれました。
次女はにぎにぎとしてから、ぶんっぶんっと振ってみて、そのあと にこ〜^^ と笑いました。
どうか子どもたちの大切な眠りを、守ってくれますように。