ペンタトニックのお歌
レミソラシの五度の音程のペンタトニック。
ドとファがないことで不協和音が生まれず、心地が良い響き。
ペンタトニックの楽器なら子供が適当に鳴らしても心地よくいい音楽が生まれる不思議。
日本のわらべうたもこの音程になっている曲も多いことも不思議。
馴染みのあるのでは、ぞうさんやたなばたさま、うみはひろいななど。
先日家族でライヤーを楽しく弾いていたときに調べてみたら、星野源さんの「恋」のサビ部分もそうでした。へー、面白い!
普段お片付けのとき、滲み絵をするとき、おさんぽのとき、もちろん寝る前の子守唄…
なるべくお歌を歌って子育てをしています。
それを真似して、長女はよく自分の考えていることや気持ちを歌にすることがあります。
先日、私が料理をしている間に次女が泣きだしたとき、
長女が「ふわふわのしましまでてきてくーださい、次女ちゃん(名前)が遊びたいですよ〜」
と、きれいなお歌を歌いながら手が離せない私の代りに次女の布絵本のおもちゃを探して持ってきてくれたことがありました。
本当に助かりました。
乳児の泣き声には本当に焦らされるし、すぐに手が離せないでずっと聞いていると責められているような気持ちになるものです。
そんななか、落ち着いてお歌を歌って次女をなだめてくれた長女に本当に感謝しかなくて。
あらためてシュタイナーっていいな、子どもと過ごす大人に優しく寄り添ってくれるな、と感じました。
主に参考にさせていただいているのは写真の本や、知人に教えていただいたお歌などです。
花のこどもはシュタイナーの歌以外にもわらべうたも載っていて、歌いやすいです。
木のおもちゃ・絵本の店 メルヒェン こちらで購入しました。
英語のおうたでもたくさん楽譜があるようです。
お片付けのお歌はこちらのお歌の日本語訳のもの。
マンガでわかるシュタイナー教育という本にいい訳が載ってるよ〜と教えていただいたのですが、マンガの訳だと私が歌うと何故か微妙に音符と合わなくて、少し変えて歌っています。
シュタイナーとは関係なく個人的に東大名誉教授の汐見稔幸先生がとても好きなのですが、「絵本・おもちゃ・歌は人類が編み出した知恵だ」というお話を思い出しました。
こどもにとっても養育者にとっても素敵な知恵ですよね。
この3つ、私も大切に意識していきたいなと思います。