バースプラン、バースレビュー②
さて、後半のバースレビューです。
前半のバースプランについてはこちら。
なんでバースレビューをするのか??
教科書的には「お産のわだかまりを解消すること」、
その上で「前向きな姿勢で育児に挑めること」
ですが、私はもっとその先にある大切な意味もあると考えています。
それは、子どもが大きくなったときに自分が生まれたときのことを話してあげること。
しかもできるだけポジティブな要素を伴って。
それこそが性教育の一番の始まりであって、いちばん大切なことだと思うのです。
性教育と聞くと身構えてしまうお母さんもいらっしゃるかと思いますが、
生まれてきたときのことやその時の気持ちを伝えてあげる時間を
親子でもってもらいたいなぁと思います。
バースレビューはできればお産についた助産師が産後2,3日目に
一緒に話し合えると良いと思いますが、病院の状況によってできないこともあるかもしれません。(お産当日は是非ゆっくりと休んでください。)
なので、まず自分で覚えている限りのことを紙に書いておくことをオススメします。
そうすると、あれ、このときの助産師さんの言葉ってどういうことだったかな、
なんでこういう状況になったのかな、ということを医療者と振り返りやすくなると思います。
書いたものをもしよければ、医療者に見せてあげると、より振り返りがしやすいと思います。
産後2,3日目、遅くともできれば入院中がおすすめです。
退院してしまうとお母さん自身も家事や育児で忙しくなってどんどん忘れてしまいますし、
もしわだかまりがあった場合にはマイナスなイメージだけが残ってしまうことがあるかもしれません。
入院中に赤ちゃんが寝ていて、もし身体の疲れ的にも書けそうな状況やタイミングがあったら、記録してみてください。(記録できる手帳やノートを、入院のときの持ち物に入れておくことをおすすめします!)
ちなみに私が生まれたときのことは、母に聞いてもいつも
「わすれちゃったよ〜」と返ってくるので、正直かなり切ないです。
でも「三姉妹のうち誰のときだったか覚えてないけど(驚愕)、
助産師さんがずっと腰をさすってくれてて安心したのは覚えてる」と
前向きなことだけを話してくれるので「母の良いところだな」、と思います。
そしてそんな話を聞いていたので助産師という職業に憧れをもっていたのもあります。
さて自分の書いたお産の記録を写真に撮って載せようとも思ったのですが、かなり個人的な内容なので控えます…。
入院前からのことをけっこう長々と記録しました。
起こったこと、見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと…とにかく覚えているうちに走り書きでダダダーっと書きました。
長女を出産した時、さあノートに記録しよう と思ってページをめくったら、
夫が先にこんなものを書いていました。
世の中の男性の方々には是非、お産後の女性にこういった言葉をかけてあげて欲しいなと
切実に願います。