いいこってなんでしょう

親バカと思われるかもしれませんが。

長女は本当に「いいこ」なのです。

 

そりゃ子どもらしくわがまま言ったり大声出してみたり

ふざけてみたりすることはもちろんありますが。

 

他者を思いやる気持ちや物を大切にする気持ちに、

大人のこっちがハッとさせられるようなことがよくあるのです。

お友達に物を取られても仕返しをせず、「かえりたくなっちゃった」という。

理由を聞くと物を取られたことは一言も言わずに「おなかすいたから。」

そして帰ってから家でわがままになったりすることもなく、次女にも優しい。

 

 

こんなに良い子で、、、大丈夫なのか?

と心配になってしまいます。

 

そんな折、とある保育士向けの講演の内容を少しだけ教えていただいたことが響きました。

 

本当に大切なものは簡単に手放す必要はない。

怒ることを簡単に諦めてしまわない人間へと導くのは、本当に大切な仕事。
「いいこいいこはどうでもいいこ」「いい子とは大人にとって都合のいい子」になっていないか。

 

 

ほうっておいたら、きっと怒ることや大切なものをすぐ手放してしまいそうな長女。

まさに「どうでもいいこ」になってしまわないように気をつけないと。

自分の「イヤ」を大切にしてほしい。

そしてそんな優しい長女のことを、思いっきり大切にしてあげようと思いました。

 

 

こんなことが続いたからなのか。

黙々と手を動かすことがしたくなったようで、

「はり(針)、やりたい。」と長女。

最近次女が動き回るようになってからなかなかできていなかった針仕事。

久しぶりに手を動かしていました。

 

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数珠玉とフェルト。糸を結ぶ以外は長女が

 

手仕事ってこどもにとって、いや人間にとって、大切な作業ではないかと思えてきます。

 

何も針仕事だけが手仕事ではなくて、洗濯物を干したり畳んだり、掃除機をかけたり、

机や床を拭いたり、おもちゃにオイルを塗ったり…。

「お母さんがやっていることは何でも手仕事」と教えていただいたことに感動し、

家事はなんでも長女と一緒にやるようにしていたのです。

それはとっても子どもを生き生きとさせることだと感じます。

でもこうやって何かが作り出される手仕事は、

やっぱりより一層心が豊かになるように思います。

 

 

わたしの手 あなたの手
手は動く 手は働きたい
わたしの手はあなたを助け
あなたの手はみんなを助ける

手は 世界の中に入っていき
人間のために 働く

わたしの手
あなたの手
みんなの手で
世界が動く
世界が変わる
この手の仕事で

 

 

 

入園準備で私自身も色々とチクチクしていますが、

この詩に励まされています。